個人的備忘録。

インフラSEの備忘録です。インフラ構築、ニュース、ネタをたらたらと書いていきます。。。

vSphereへのPowerChute Network Shutdown Enterprise 3.0.1のインストール

vSphere5.1へのPowerChute Network Shutdown Enterprise 3.0.1のインストール

先にvMAの構築をしてからこれを実施

(参考)http://canucks.hatenablog.com/entry/2013/07/23/202153

 

  1. UPSのNetwork Management Cardの事前設定を実施

     ネットワークの設定(IPアドレス他)

     NMCの設定画面から、

      [UPS] タブ → [設定 - シャットダウン] → [バッテリ残量低下持続時間]

      を、5分以上に設定

     NMCのユーザー名、パスワード、認証フレーズを、任意の値に設定

  2. vMAのコンソールへログインし、作業フォルダの作成&移動

     ※ /tmp/PCNS にプログラムファイルをコピーする場合

     # mkdir /tmp/PCNS

     # cd /tmp/PCNS

  3. PCNSのプログラムファイル [ PCNS301Ent_pcns301ESXi.tar.gz ] を、一時作業フォルダ等にコピー

     ※WinSCPで転送 or CDでマウントして任意の一時作業場所へコピーする。

  4. gzファイルを解凍、tarファイルを解凍

     # sudo gunzip PCNS301Ent_pcns301ESXi.tar.gz

     # sudo tar -xvf PCNS301Ent_pcns301ESXi.tar

  5. インストールシェルスクリプトを実行

     # cd ESXi

     # sudo ./install_jp.sh

     ウィザードに沿ってインストールを実施

  6. PCNSのシャットダウンスクリプトを修正
    ※必要に応じ、シャットダウンスクリプトを修正
    PowerChute Network ShutdownをVMware ESXiで使用する場合に必要となるアップデートスクリプトについて
    http://sturgeon.apcc.com/Kbase.nsf/ForExternal/F6B9D62C3168E08A49257A8B002E2920?OpenDocument
    PowerChute Network ShutdownをVMware vMA 4.1/5.xで使用する場合シャットダウンが行われない
    http://sturgeon.apcc.com/Kbase.nsf/ForExternal/5DD83E75A1B9F30C49257A3A0019D0F1?OpenDocument
    下記サイトより修正ファイルをダウンロード
    ftp://ftp.apc.co.jp/patch/PCNS/shutdown

    PCNSインストールディレクトリへ移動し、既存 [shutdown] ファイルをコピー&保存
     # cd /opt/APC/PowerChute/group1/bin
     # sudo cp shutdown shutdown.org
    [bin] ディレクトリのパーミッションを変更
     # sudo chmod 777 /opt/APC/PowerChute/group1/bin

    WinSCPなどで、修正[shutdown]ファイル を、[/opt/APC/PowerChute/group1/bin]ディレクトリへ上書きコピー

    保存した[shutdown]ファイルのパーミッションを変更
     # sudo chmod 744 /opt/APC/PowerChute/group1/bin/shutdown
    変更したbinディレクトリのパーミッションを元に戻す
     # sudo chmod 755 /opt/APC/PowerChute/group1/bin
    [shutdown]ファイルの所有者を元に戻す
     # sudo chown root:root shutdown

  7. NWMCとvMAの通信のため、vMAのFireWallの下記ポートを開放
     TCP80, TCP/UDP3052, TCP/UDP6547
    vMAの/etc/init.d/boot.localに以下の記載を追加。
      # sudo vi /etc/init.d/boot.local
    ~~~最下部へ下記を追記~~~ 
    iptables -I OUTPUT -p tcp --sport 80 -j ACCEPT
    iptables -I OUTPUT -p tcp --sport 3052 -j ACCEPT
    iptables -I INPUT -p tcp --dport 3052 -j ACCEPT
    iptables -I OUTPUT -p udp --sport 3052 -j ACCEPT
    iptables -I INPUT -p udp --dport 3052 -j ACCEPT
    iptables -I INPUT -p tcp --dport 6547 -j ACCEPT
    ~~~ End ~~~
    vMAを再起動。次回起動時にPCNSが使用するポートがiptablesに設定される。

  8. PCNSにブラウザからアクセスして設定。
     https://(vMAのIPアドレス):6547

vMA5.1の構築

vSphere5.1でPowerChute Network Shutdown EnterpriseのインストールのためにはvMAが必要。vSphere5.1へPCNSを入れる前の準備として、下記を実施する必要がある。

 

 

vMA5.1のインストール手順 

  1. vMAのOVFテンプレートをVMwareのサイトからダウンロード
  2. OVFテンプレートをデプロイ
    【注意】
    このまま出来上がった仮想マシンを起動しようとすると、プロパティ「vami.netmask0.vSphere Management_Assistant_(vMA)」を初期化できません。ネットワーク「(任意のポートグループ名)」に、関連するネットワーク プロトコル プロファイルがありません。というエラーが発生して起動できないため、デプロイしたvMA仮想マシンの設定を下記のように変更
    [設定の編集]→[オプション]タブ→[vAppオプション]を無効化
    →[はい] ※警告が表示されるが無視する
    これで起動できるようになる!
  3. 仮想マシンを起動して、vSphere Clientのコンソールを立ち上げる
    ネットワーク設定画面になるので下記を設定をする
    2) Default Gateway
    3) Hostname
    4) DNS
    5) Proxy(任意)
    6) IP Address Allocation for eth0(IPv4のみでOK。IPv6は無効でも問題ない)
    の設定をして、
    1) Exit this programで抜ける
  4. パスワードの変更
    [Old Password]を求められるので、『vmw@re』と入力
     【注意】英語キーボードレイアウトになっているため、@は「Shift + 2」で入力
    [New Password]の入力を求められるので、任意の値を入力。
  5. タイムゾーンの設定
    セットアップが完了したら、青色の画面に遷移する。
    [Set Timezone (Current:UTC)]を選択して、任意のタイムゾーンに変更
    (例)日本なら、「5) Asia」→「19) Japan」→「1) Yes」を選択

 

 vMAのSSH設定

  1. vSphere Clientのコンソール画面を開く
  2. 青色の画面より、[Login]を選択してEnter
  3. ログイン画面より、
    ユーザー  : vi-admin
    パスワード : (vMA構築時に設定したパス)
    でログイン
  4. 下記コマンドを実行し、hosts.allowファイルを編集
    # sudo vi /etc/hosts.allow
  5. 最終行に、『sshd : ALL : ALLOW』を追記して保存
  6. 下記コマンドを実行し、sshdデーモンを再起動
    # sudo service sshd restart
  7. TeraTermでvMAへSSHアクセス確認(vi-adminでログイン)

 

vMAの構築が完了して、PCNSのインストール準備完了。

(参考)http://canucks.hatenablog.com/entry/2013/07/23/205129

vSphere5.1へSSH接続

vSphere5.1へ、SSH接続させるための手順

 

  1. vSphere5.1の黄色い画面より、F2を押して[System Customization]画面へ遷移

  2. [Troubleshooting Options]を選択

  3. [Enable SSH]を選択してEnterを押し、SSHを有効化

  4. TeraTermよりvSphereへSSH接続
    【注意】
    SSH認証画面で、TeraTermデフォルト値の[プレインテキストを使う]ではログイン不可。 
    [チャレンジレスポンス認証を使う]を選択してログインする。

  5. SSH接続での設定完了後、SSHを[Disabled SSH]をに戻す。