vMA5.1の構築
vSphere5.1でPowerChute Network Shutdown EnterpriseのインストールのためにはvMAが必要。vSphere5.1へPCNSを入れる前の準備として、下記を実施する必要がある。
vMA5.1のインストール手順
- vMAのOVFテンプレートをVMwareのサイトからダウンロード
- OVFテンプレートをデプロイ
【注意】
このまま出来上がった仮想マシンを起動しようとすると、プロパティ「vami.netmask0.vSphere Management_Assistant_(vMA)」を初期化できません。ネットワーク「(任意のポートグループ名)」に、関連するネットワーク プロトコル プロファイルがありません。というエラーが発生して起動できないため、デプロイしたvMA仮想マシンの設定を下記のように変更
[設定の編集]→[オプション]タブ→[vAppオプション]を無効化
→[はい] ※警告が表示されるが無視する
これで起動できるようになる! - 仮想マシンを起動して、vSphere Clientのコンソールを立ち上げる
ネットワーク設定画面になるので下記を設定をする
2) Default Gateway
3) Hostname
4) DNS
5) Proxy(任意)
6) IP Address Allocation for eth0(IPv4のみでOK。IPv6は無効でも問題ない)
の設定をして、
1) Exit this programで抜ける - パスワードの変更
[Old Password]を求められるので、『vmw@re』と入力
【注意】英語キーボードレイアウトになっているため、@は「Shift + 2」で入力
[New Password]の入力を求められるので、任意の値を入力。 - タイムゾーンの設定
セットアップが完了したら、青色の画面に遷移する。
[Set Timezone (Current:UTC)]を選択して、任意のタイムゾーンに変更
(例)日本なら、「5) Asia」→「19) Japan」→「1) Yes」を選択
vMAのSSH設定
- vSphere Clientのコンソール画面を開く
- 青色の画面より、[Login]を選択してEnter
- ログイン画面より、
ユーザー : vi-admin
パスワード : (vMA構築時に設定したパス)
でログイン - 下記コマンドを実行し、hosts.allowファイルを編集
# sudo vi /etc/hosts.allow - 最終行に、『sshd : ALL : ALLOW』を追記して保存
- 下記コマンドを実行し、sshdデーモンを再起動
# sudo service sshd restart - TeraTermでvMAへSSHアクセス確認(vi-adminでログイン)
vMAの構築が完了して、PCNSのインストール準備完了。