個人的備忘録。

インフラSEの備忘録です。インフラ構築、ニュース、ネタをたらたらと書いていきます。。。

Office365へのPowerShell接続手順

Office365のPowerShell接続方法は、何故かコロコロ変更があって、ネットで情報を探してもなかなかまとまった情報がないので、2014年12月15日現在の手順を掲載。

 (参考サイト)

単一の Windows PowerShell ウィンドウで Office 365 に接続する

 

1.PowerShell自体の設定

# Get-ExecutionPolicy

にて、現在のPowerShell接続ポリシーを確認。実行ポリシーが Unrestricted または RemoteSigned に設定されていなければ、下記コマンドを実行。

# Set-ExecutionPolicy RemoteSigned

実行ポリシーの変更
実行ポリシーは、信頼されていないスクリプトからの保護に役立ちます。実行ポリシーを変更すると、about_Execution_Policiesのヘルプ トピック(http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=135170)で説明されているセキュリティ上の危険にさらされる可能性があります。実行ポリシーを変更しますか?
[Y] はい(Y)  [N] いいえ(N)  [S] 中断(S)  [?] ヘルプ (既定値は "Y"):

と、上記のように変更を聞かれるので、「Y」を入力してEnterで変更。

 

2.Azure ADモジュールの導入 

Manage Azure AD using Windows PowerShell

上記リンク内の「Azure ADモジュールのインストール」を見ての通り、下記2つのプログラムをインストールする必要がある。

Microsoft Online Services Sign-In Assistant for IT Professionals RTW】
 http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=41950

【Azure Active Directory Module for Windows PowerShell (64 ビット バージョン)】
 http://go.microsoft.com/fwlink/p/?linkid=236297
 ※32bitバージョンは2014年10月20日で廃止とのMSから案内あり。(打ち切るなんてヒドイ!)
  が、今のところプログラムのダウンロード可能&利用可能。
  32bitOSから利用しようとしている場合はこちらをダウンロード&実行。

インストール後、OSの再起動を求められるので再起動を実施。

 

3.Windows PowerShell資格オブジェクトを作成 

管理者権限でPowerShellを起動して、下記コマンドを実行

# $credential = Get-Credential

Windows PowerShell資格情報の要求」ダイアログが表示されるので、接続したいOffice365管理者権限のユーザーID・パスワードを入力する。

 

4.Office365へ接続

PowerShellにて下記コマンドにてOffice 365 モジュールのインポート

# Import-Module MsOnline

「3.」で設定したPowerShell資格オブジェクトを利用してOffice365へ接続

# Connect-MsolService -Credential $credential

これでOffice365への接続が完了しました。

 

(おまけ)Exchange Onlineへの接続

「4.」までで、Office365へは接続が完了しましたので、Office365管理センターで使うようなこと(ユーザーの一括登録とか)はこのままでコマンドが使えますが、Exchange OnlineやSharePoint Onlineなどは、別途接続が必要ですので、その接続方法を紹介。今回は、Exchange Onlineへの接続を紹介。

【Exchange Onlineへの接続】

下記PowerShellコマンドでExchange Onlineへ接続します。

# $exchangeSession = New-PSSession -ConfigurationName Microsoft.Exchange -ConnectionUri "https://outlook.office365.com/powershell-liveid/" -Credential $credential -Authentication "Basic" -AllowRedirection

下記PowerShellコマンドでExchange Onlineモジュールをインポートします。

# Import-PSSession $exchangeSession

これでExchange Onlineに接続できました。

# Get-User

などで、登録したアカウントがあるかを確認してみましょう。