個人的備忘録。

インフラSEの備忘録です。インフラ構築、ニュース、ネタをたらたらと書いていきます。。。

TeraStation 5400rとESXiの接続(iSCSI、NFS)

Buffalo TeraStation 5400rとESXi(vSphere5.1)のiSCSI接続をテスト。

 

http://buffalo.jp/product/hdd/pro-network/ts5400r/

このモデルはVMware Ready認証をもらっていないが、以前のTeraStaion ISではESX4.xと問題なくiSCSI接続ができていたので、大丈夫だろうと踏んでいたらハマッタ。。。

 

結論からいうと、iSCSIマウントはNG、NFSマウントはOKでした。

 

iSCSIで接続すると、問題なくデータストアとして登録はされ、フォーマットもOK。正常にマウントされているように見えるのだけど、仮想マシンTeraStation上に作成しようとすると、ESXiがフリーズ。キャンセルすることも、再起動することもNG。なんじゃそりゃ?

 

結局、仕方がないのでNFSでマウントすることに。ただし、これがまた激遅い!!
(参考:TeraStation上にw2k8r2の仮想マシンからCrystalDiskMarkでベンチ)
Sequential Read :    33.553 MB/s
Sequential Write :     3.041 MB/s
Random Read 512KB :    24.382 MB/s
Random Write 512KB :     2.714 MB/s

正直使い物にならない速度。VMware Data Protectionでのバックアップ用に使う予定なんだけど、運用に耐えれるかなぁ。。。別の方法を検討したほうがいいかも。

あ、ちなみにNFSでESXiを接続するときは、NFS動作モードを[カーネルモード](初期設定では[ユーザーモード])に変更が必要なので注意です。

 

iSCSI接続。TeraStationが悪いのか、vSphere5.1が悪いのかは不明だけど、前モデルではできたのに解せん。

 

 

(2013/7/31追記)

 

速度に満足いかず、下記のような構成をテスト。

[ TeraStation ] ---- iSCSI ----[ w2k8r2物理サーバ ]---- iSCSI ----[ ESXi5.1 ]

w2k8r2物理サーバからiSCSIイニシエータでTeraStationと接続。さらにiSCSI Target 3.3を導入して、w2k8r2とiSCSIで繋いだTeraStationのボリュームを、iSCSIターゲットとして公開し、ESXiと接続。

結果は・・・接続は可能。ベンチマーク用の仮想マシンをクローンするとタイムアウトで失敗。クローンすらできないような構成はNGと判断して断念。

 

次に、iSCSINFSでどーだ!!?と下記の構成をテスト。

[ TeraStation ] ---- iSCSI ----[ w2k8r2物理サーバ ]---- NFS ----[ ESXi5.1 ]

w2k8r2物理サーバにiSCSIイニシエータとTeraStationと接続。さらにWindowsServerのNFSサーバー機能を動かし、iSCSIで繋いだTeraStationのボリュームを、NFS共有で公開し、ESXiと接続。

こちらの結果は・・・接続は可能。ベンチマーク用の仮想マシンをクローンするとタイムアウトで失敗。クローンすらできないような構成はNGと判断して断念。と、上記のテスト結果と同じ。

 

こりゃどーにもならん・・・orz

ESXiから接続するのにTeraStationは使っちゃダメ!!ということですね。